車検時の整備や交換部品

車検時にオイル交換は不要?エンジンオイル漏れは滲み程度なら通るのか

車検を依頼した際にエンジンオイルを交換するか尋ねられることがあります。

車検を通すことだけを考えるのであれば特に交換の必要はありませんが、交換時期に差し掛かっていたり日頃のメンテナンスを行っていない場合は交換しておくと良いでしょう。

ここでは、車検時のオイル交換の必要性やオイル漏れが見つかった時の対応、添加剤の必要性といったオイル交換に関する気になる点についてまとめています。

車検時にエンジンオイル交換は不要か?

車検を受ける際の検査項目にはオイル漏れの点検しかないため、エンジンオイルが汚れていたとしても実は車検には関係ありません。

ですので、「車検のためにエンジンオイルをわざわざ交換する必要はない」ということになります。

しかし、エンジンオイル交換はエンジンの調子を保つためには必須のメンテナンスですので、車検の検査対象ではなくても車を安全快適に運行するために定期的な交換が必要と言えます。

車種や車の使い方によって違いはありますが、一般的には5,000~10,000キロ走行ごと、または半年~1年ごとにエンジンオイルを交換することが推奨されています。

BMWなどの一部車種ではロングライフタイプのエンジンオイルを使用するなど交換サイクルが一般的な車よりも長いものもありますので、車に備え付けの説明書やディーラーなどでエンジンオイルの交換サイクルを確認しておくと良いでしょう。

また、夏場の長時間におよぶ運転やスポーツ走行など、エンジンが通常よりも熱を持つ状況が多くなるとエンジンオイルの劣化が進みやすくなりますので、適宜エンジンオイルの点検をおこなって汚れていたら早めに交換をしましょう。

車検時にエンジンオイルの量や汚れや劣化の点検は必要か?

車検を受ける際の検査項目にはエンジンオイルの量や汚れ・劣化に関する点検項目はありません。

陸運局で直接車検を受けるユーザー車検の際にも、検査員は車のエンジンルームや下回りを目視で点検しますが、エンジンのオイルレベルゲージを抜いてエンジンオイルの量や汚れを確認することは基本的にはありません。

しかし先ほども書きましたが、エンジンオイルのメンテナンスはエンジンの調子を保つために必須のものですので、車検の検査対象ではなくても車を安全快適に運行するために定期的な点検が必要となります。

エンジンオイルの点検・交換を長期間怠ると、オイルが少ない状態や汚れたままの状態で走行を続けてしまうことにもなりかねません。その場合はエンジン内部の可動パーツの摩擦部に異常が発生して異音や燃費悪化などの不具合が起きたり、最悪の場合はエンジンの故障にもつながります。

定期的なメンテナンスは車を安全に乗るためにも必要ですし、不必要な修理費用の発生を抑えることにもつながりますので、車検に関係なくエンジンオイルの量や汚れの点検は定期的におこないましょう。

ちなみに、エンジンオイルの点検はエンジンについているオイルレベルゲージを引き抜いて確認します。工具なども必要なく誰でも簡単に点検できますが、作業時にはレベルゲージについているエンジンオイルがエンジンルーム内に落ちないように気をつけてください。

エンジンオイルの滲みがある場合でも車検に通るのか?

エンジンオイルの滲みはその程度によって車検に通るかどうかの判断が変わってきます。また、検査員によっても可否の判断基準が違ってきますので、一概に車検に通るかどうか判断をすることは難しいです。

例えば、エンジンのヘッドカバーのつなぎ目あたりにうっすらオイル滲みがある程度であれば、それほど問題視されず車検に通るかと思います。

しかし、滲み出たオイルが黒く固まってこびりついていたり、オイルがつなぎ目に液状にたまっているような場合はそのままでは車検に通らない可能性が高くなります。

パーツクリーナーなどでオイルの滲みや汚れを清掃することで、とりあえずは車検に通るようにすることもできるかと思いますが、あくまでも一時的な対処ですので、安全のため他の部分のオイルもれの有無やエンジンオイルの量のチェックも必ずしましょう。

エンジンオイルの滲みの根本原因としてはパッキンの劣化など部品の不具合も考えられます。しばらくしてまたオイル滲みが発生するようであればパッキンの交換修理等が必要になると思います。

もちろん、どこからエンジンオイルが滲み出てきているのかわからないほど広範囲にオイル滲みがついているようであれば結構な量のオイル漏れが発生している可能性が高いですから、車検のためだけでなく安全のためにもディーラーなどで早めに点検修理をお願いしたほうが良いでしょう。

エンジンオイルの交換時に添加剤は使ったほうが良い?

車検などでエンジンオイルを交換する際に添加剤を勧められることもあるようです。ただその必要性を問われると、費用対効果の面から言えば必ずしも必要とは言えないかと思います。

添加剤にはエンジンオイルの潤滑や洗浄、密閉などの性能を高める役割などがあり、それぞれ必要に応じて各種の添加剤を使うことになります。

例えば、潤滑性能を高めて古いエンジンの性能を回復させる効果を謳う添加剤を使うことで、エンジンの作動音が静かになったり燃費が多少良くなったりすることもあります。

その効果には個体差があるとは思いますが、添加剤の価格を大幅に超えるような費用対効果を得るということは難しいでしょう。

ですので、添加剤に過度に期待を持って使用するよりは、エンジンの種類や自分の走り方に合ったエンジンオイルを適切な期間で交換してメンテナンスをすることのほうが、結局のところ費用対効果は高いと思います。

オイル交換は車検の時だけでいい?

オイル交換しないでもある程度の距離は乗れるので、車検時しかオイル交換していないという方もいらっしゃるかもしれませんが、オイル交換は車検の時だけでは充分ではありません。

基本的には、オイル交換の頻度として推奨されているのが走行距離が3,000km~5,000kmに達した時か、もしくは3ヶ月~6ヶ月くらいを目安にするというものです。

1年に1度の車検であっても車検ごとでは足りませんし、ましてや2年ごとの車検であれば大幅に足りないことになります。

あまり走行距離が長くない方は、オイル交換を実施する時期を決めて、その時期が来たらオイル交換をするようにしてみてはいかがでしょうか。

車検でエンジンオイルは勝手に無料でやってくれる?

車検を依頼する店舗によっては、車検時にオイル交換を無料で実施するサービスを行っているところもあります。

そういった店舗へ依頼する場合は、直前にオイル交換をしてしまってはせっかくのサービスを有効活用できないので、逆算してオイル交換を行うタイミングを調整しておくと良いでしょう。

ただ、どの店舗でも必ず無料で勝手にオイル交換を行ってくれるわけではないので、いつも無料でやってもらっている方はご注意くださいね。

まとめ

特に車検の項目としてエンジンオイルの状態を確認することは求められていないので車検だからと言って特別に交換する必要はありません。

ただ、エンジンオイルの交換自体はエンジンの調子を保つには必須のメンテナンスであるため、もしも定期的に交換を行っていない場合は車検時にやっておくと良いでしょう。

 

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