車検時の整備や交換部品

タイミングベルトの交換は車検時にするのが安い?交換しない選択や実際の寿命についても

タイミングベルトの交換のタイミングとしては一般的には走行距離が10万キロを目安としていますが、車検時に交換する方が安くできるのでしょうか?

また、そろそろ買い替えを検討している時など、車検時にタイミングベルトを交換したくない場合に交換なしに車検を通すことができるのか気になる人も多いでしょう。

ここでは、車検とタイミングベルトの交換について費用や要否についてまとめていますので、参考にしてみてくださいね。

車検時にタイミングベルトの交換をすると安くなるのか?

タイミングベルトの交換作業は車検の検査項目とは直接関係がないため、車検と一緒に作業したからといってとくに安くなるということはありません。

車検の検査項目にはタイミングベルトに関する項目がないことから、一般的な車検の作業ではタイミングベルトに関連する作業は行われず、車検と一緒に作業をしても工賃が安くなるということはありません。

ただ、車検時にファンベルトなど他の部品を交換する場合には、タイミングベルトを一緒に交換することで工賃が安くなることがあります。また、お店によっては車検をしてくれるお客へのサービスの一環として部品の交換工賃を安くしてくれる場合もあるでしょう。

タイミングベルトの交換は部品代よりも交換工賃のほうが高い作業となりますので、割引サービスがあるかどうかも含めてまずはタイミングベルトの交換をお願いするお店で見積もりを聞いてみるとお得に交換できる可能性はあります。

ちなみに、一般的な乗用車では2000年前後から交換作業がほぼ不要なタイミングチェーンの採用が主流となっており、2010年以降製造のほとんどの乗用車のエンジンにはタイミングベルトではなくタイミングチェーンが採用されています。

タイミングベルトの寿命は10万キロと言われるが実際は?

タイミングベルトは基本的にはゴム製の部品のため、実際の寿命は車の使用環境や乗り方によって10万キロから大きく前後することがあります。

タイミングベルトの寿命が10万キロと言われているのは、タイミングベルトを採用している車のエンジンや取扱説明書などに「10万キロ毎に交換してください」と表記されていることが多いためです。

自動車メーカーが10万キロ毎で交換してくださいと推奨しているくらいですから、タイミングベルトの部品単体としては基本的には10万キロの走行ができる耐久性をもたせて製造してあると考えられます。

ただ、タイミングベルトは基本的にはゴム製の部品であるため、多湿な環境下や大きな気温差がある環境などゴムへの影響が大きい使用環境であったり、エンジンに高負荷がかかる運転が多いなど通常よりも過酷な使用状況である場合は、タイミングベルトの寿命が10万キロよりも短くなることがあります。

また月に数回程度しか車に乗らないなど、逆にエンジンを始動する機会が極端に少ないという場合も、タイミングベルトが同じ形状で固着してしまうなど部品の劣化が早まる原因となります。

交換時期が過ぎたタイミングベルトを交換していなくても車検に通る?

タイミングベルトの交換作業は車検の検査項目とは直接関係がないため、タイミングベルトの交換時期が過ぎた状態であっても車検には通すことができます。

前述したように車検の検査項目にはタイミングベルトに関する項目はありません。ですので、タイミングベルトが10万キロを過ぎて未交換であったとしても、車検の制度上は問題なく車検に通すことができます。

ただ、ディーラーや民間整備工場などしっかりとした整備施設を持つお店であれば、タイミングベルトの交換を勧めてくれると思います。タイミングベルトは使用環境によってはいつ切れてしまうかわからない部品ですので、車の維持のためにも適切な時期に交換するのがよいでしょう。

タイミングベルトを交換しないとどうなる?

タイミングベルトを交換しないで使い続けると、タイミングベルトの内周にある歯ゴムが取れるコマとびが発生したりベルトが切れたりするなどして、エンジンが停止して動かなくなります。

タイミングベルトは基本的にはゴム製の部品のため使い続けることで劣化が進み、最終的には破損して使用できなくなります。タイミングベルトが破損しただけであれば新品に交換すればよいのですが、エンジンの種類によってはエンジン内部の別の部品が損傷してしまう場合があります。

タイミングベルトが破損すると、タイミングベルトによって動いているカムシャフトが動かなくなり、さらにカムシャフトによって動いている吸気バルブや排気バルブも動かなくなります。

この吸気バルブや排気バルブがエンジンの燃焼室内で開いたまま停止してしまうと、エンジンピストンと接触して破損してしまう場合があります。

その場合はタイミングベルトの交換だけでは収まらず、エンジンの修理に10万円以上の費用がかかることになります。

タイミングベルトの交換費用の相場は?

タイミングベルトの交換にかかる費用は車種やお店によって変わってきます。一般的には軽自動車の場合は平均3万円ほど、普通車の場合は平均5万円ほど費用がかかるといわれています。

しかし車種によっては10万円以上の交換費用が掛かる場合もありますし、タイミングベルトになんらかの不具合が発生した後の交換作業の場合は、他の部品の交換や修理などが発生してさらに費用が増加することがあります。

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