そろそろ車検の準備をしようという時になって、もしくは車検の手続きをしている時に車検証を探してみても、車検証が見当たらないなんて経験をした人はきっと多いでしょう。
もしくは、今まさに車検証を紛失していることに気づいて、「これって違反になるのか?」とか、「車検は通せるのか?」と心配している方がご覧になっているかもしれませんね。
車検証は車に乗る場合常に携行が義務付けられているもので、もしこれに違反した場合50万円以下の罰金刑に処せられますし、車検も車検証なしでは受けられません。
とはいえ、紛失したからすぐに罰則の対象となるわけではないのでご安心ください。
ここでは、車検証を紛失したときの手続き方法を紹介します。
車検当日に車検証を再発行することも可能です。
ただし、普通自動車と軽自動車では手続きの場所が異なりますのでご注意くださいね。
車検当日に車検証がないと気づいたらどうすべき?
まずは前提条件として、車検証がないと車検をすることはできませんし、車検証がないまま運転すると50万以下の罰金になってしまいます。
ですから、車検証を紛失してしまったことに気づいたら再発行の手続きをするしか選択肢はありません。
ただ、再発行においては方法が2通りあって、自分で再発行の手続きをする方法と代行業者への依頼する方法があります。
自分で対応する場合、所轄の陸運局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)まで足を運び手続きをする必要があり、土日の対応は行っていない点には注意が必要です。
車検証を紛失しても車検を通せる?
先ほども書きましたとおり、車検証を紛失した状態で車検を通すことはできません。
車検の当日になって車検証がないことに気づくこともあると思いますが、平日であればその日に陸運局へ行って手続きを行えば当日中に車検証の再発行を受けることは可能です。
なので、土日に1日車検でその日に乗って帰る予定であれば、その日は車検を通すことができないという結果になってしまいます。
車検予定日当日の対応については依頼している工場や会社へ確認するほかありません。
車検証の再発行はどこでする?必要書類や持ち物は何か
車検証の再発行ができるのは、普通自動車であれば陸運局、軽自動車であれば軽自動車検査協会となり、いずれも所轄の機関で行います。
所轄の陸運局と軽自動車検査協会は以下のそれぞれの公式サイトから調べることが可能です。
再発行に行くときは車検証がない車で運転すると処罰の対象になるので、別の車で行くか電車などの公共交通機関を利用するといった方法で出掛ける必要がある点にはご注意くださいね。
必要書類は書類は以下のとおりです。
- 理由書
- 本人確認書類
- 手数料納付書
- 申請書
印鑑も忘れずに持参するようにしましょう。
陸運局は車検証の再発行の郵送対応をしてるのか?
陸運局は平日の日中しか営業していないので、なかなか時間が取れないという人は多いでしょう。
陸運局に申請用紙を送れば郵送で送り返してくれたら便利なのになーと思って郵送対応の可否を調べてみましたが、やはり原則として郵送の対応は行っていないようです。
想像していたとおりではありますが、もう少し柔軟に対応してもらえると助かる人は多いと思うのですがね。。
ちなみに、車検証の再発行の手続きに必要となる書類は主に5種類で、自分で用意しておくものが理由書や身分証を含めた3種類、当日窓口で手に入れる物が2種類となるので、こうした点も改良の余地があると思いますが、なかなか難しいでしょうね。
オートバックスやディーラーで車検証の再発行は代行してもらえる?
オートバックスやディーラーなど車検を依頼する際に車検証の再発行の代行を依頼することは可能です。(費用などは別途相談が必要です)
手続きに必要な書類は先ほど書いたとおりですが、代行を依頼する際には委任状も必要となります。
ただしどの代行業者も車検証の再発行まで代行してくれるとは言い切れないので、事情を説明して代行を依頼できるか尋ねるところから話を始めるようにしたいところです。
軽自動車の車検証紛失時の再発行先
基本的な流れは普通自動車と変わりませんが、軽自動車の車検証の再発行を受け付けているところは軽自動車検査協会です。
軽自動車の車検証の再発行も同じく本人が申請することも本人以外の代理人が申請することも可能です。
車検証再発行の申請場所は、その車を管轄する軽自動車検査協会の事務所・支所で、車検証再発行に必要な書類・持ち物は以下の2つです。
- 本人の認印
- 自動車検査証再交付申請書(OCR軽第3号様式)
再交付には手数料(1件につき300円)がかかります。
申請書類に不備がなければ即日発行となります。
参照:軽自動車検査協会
軽自動車の車検証再発行の代行は可能?
軽自動車の車検証も普通自動車と同様に代行を依頼することは可能です。
本人以外の代理人が申請する場合は、以下の2つが必要となります。
- 自動車検査証再交付申請書(OCR軽第3号様式)(個人の場合は認印が必要です。)
- 申請依頼書(使用者欄に押印が必要です)
車検の代行業者であれば車検証再発行の代行も行ってくれるところが多いですが、必ずしもすべての業者が対応しているわけではないので事情を説明して代行を依頼できるか尋ねるところから話を始めるようにしたいところです。
軽自動車の車検証再発行の手続きと書き方
車検証再発行手続き用紙の書き方はとても簡単です。
まず、車検証再発行申請書(第3号様式)を用意し、ナンバープレートの番号や車台番号を記入します。
あとは所轄する軽自動車検査協会へ印鑑と本人確認書類(運転免許証等)を持参するだけ。
申請手数料として300円分の自動車検査登録印紙が必要なので、軽自動車協会の窓口で購入します。(収入印紙では申請手数料の納付が行えません)
これだけの手続きで、無事に車検証の再発行を受けることができます。